八正道

八正道は、お釈迦さまが説いた修行の項目みたいなものです。
悟りに至るためには、人間世界に於いて「8つの正しいおこないをしなさい」と言われました。
その8つの正しいおこないとは以下のように教えられています。
1.正見(しょうけん)-正しく見ること
2.正思惟(しょうしゆい)―正しく考えること
3.正語(しょうご)―正しいことばを使うこと
4.正業(しょうごう)―正しいおこないをすること
5.正命(しょうみょう)―正しい生活(習慣)をすること
6.正精進(しょうしょうじん)―正しく修行すること
7.正念(しょうねん)―正しい思念(軸・ポリシー)すること
8.正定(しょうじょう)―正しい禅・瞑想で自分を確立する
お釈迦様は、「悟りを得るために人はまず人間としてこの世の正しき生活を軸にすること」を強く教えられました。
天に心を馳せる前に、まずは自分自身の行ないを改め清めることを重要と見なされたのです。
そして、ようやくそのあとに人としてを超越し、天と繋がる(覚り)の域に上がれるわけです。
悟りはそんなに簡単に到達できるものではありません。
人生に於いて上記の厳しい生活をこころがけ、精進して、そしてやっと神に近づけるわけです。
1.正見(見解)
苦しみの原因をなくせば苦を超克する。その道理を見極めること。
2.正思惟(考え)
そしてその道理によって考えること
3.正語
正しい言葉を使うこと。愚痴や不満を言わない。
人のためにならない言葉は言わない。
4.正業(おこない)
正しい行為をすること
5.正命(生活)
悪を離れ苦行に努める。規則正しい生活をする。
6.正精進(努力)
覚りに向かって努力をすること。
7.正念(思念)
正しい教えを心に留め、忘れないこと。
8.生定(禅)
正しく内観する。瞑想すること。