自分と他人|無分別地の思想

人の長所を見て短所を見ない癖づけ
私たち人間は常に他人の短所が気になります。
長所を見ればたくさんあるはずなのに短所を見て相手を判断する。
それでは自分自身を振り返ってみて、
自分には短所は一切ないのだろうか。
自分はあんなことしない、あれくらい出来る、なぜあいつは出来ないのだろう。
そのように他人と自分をいつも比べるクセがついています。
この世には「自分」も「他人」もありません。
それは妄想が作り出した現象に過ぎないのです。
相手を罵り軽蔑することは、自分を軽蔑すること、さらにはこの世の万物を否定することに繋がります。
つまり、
この世界を否定すると言うことは自分自身が存在していないのに等しい。
という見解に至ります。
自分の家の障子の破れ目から、隣の家の障子の破れ穴を見て笑う
「他人の目糞を笑いながら自分の鼻糞に気づかない」
自分にも必ず落ち度はあります。ですから他人の短所ばかり気を取られる前にまず自分の短所を見極めましょう。
人はお互い全て助け合って生きています。
足りないところは分かち合って生きて行くことです。
事業の発展・仕事の向上の秘訣
事業業績を上げるには。自分の成績を上げるには。
部下や仲間と良い波動で共鳴し合うと、その場に良いエネルギーが流れて自分も会社も潤います。
運も良くなります。
会社などで上司が部下に対して偉そうな態度をとることは間違いです。
上司は部下のお手本の姿を見せることだけを考えることです。
つまり威張っているだけで命令しているだけの姿は、部下に同じようにしろと態度で示していると言うことです。
短所を責めるのではなく長所を誉め伸ばしてあげることこそが人間の発展、そして社会の発展につながるのです。
給料はその人の短所にではなく長所に対して支払われているということ。
短所は慈悲の心で伝えてあげ、長所をさらに強化する。
これが会社の業績をあげる最低限のコツであります。
自分と他人を分ける癖をなくすと成功する
自分、自分、と、我を押し出して己の執着が強い人は成功しません。
一時それがうまく行ったとしても長くは続きません。
この世で一番悪いことは「執着」です。特に自分に執着する心は天が一番嫌う動作です。そういう人は天界との繋がりが薄くなります。
芥川龍之介の著書で「蜘蛛の糸」と言うものがあります。
話の内容はまさしくその状況を伝えています。
自分の欲だけに縛られた醜い心を持ったばかりに、天の救いの一本の糸も切れてしまい永遠に地獄で苦しむ様子が描かれています。
自分と他人を強く分けて考える癖をなくして、
この世の万物は全て一体だという概念の中で生きることが大切です。