一切皆苦

この世のすべては苦しみである。という、仏教の基本の教えです。
まず、人生を始めようとするときに、この真理をベースに進めば迷うことはありません。
スタートラインが「苦しみ」です。
仏教の教えはネガティブなのかと思ってしまいますが、実はその逆で、真理を見極めれば人間は迷うことも苦しむこともありません。
その教えのベースとなるものが一切皆苦です。
この世の中は自分の思い通りにはならないということです。
ただし、だからこそ、自分の目標や夢を持つことができるのです。
そのスタートラインに立てば、みんな平等で同じスタートです。そして一所懸命に精進する人が苦しみを軽減していけるということです。精進して自分の目標に近づいていく。
そして最終的に覚りに到達することを目指します。
逆に、この世は苦しみであるということを知らない方が、結局悩み苦しむ羽目になります。